1. プログラムについて
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Q1.CAMPUS Asia プログラムは、東京大学だけのプログラムではないのですか?
A.キャンパス・アジアプログラムとは、文部科学省が推進する「大学の世界展開力強化事業」のうちの一つの取り組みの名称です。国際交流の盛んな全国の国公私立大学が独自のプログラムを計画して文部科学省に申請し、その取り組みを採択された大学それぞれのキャンパス・アジア プログラムを行っています(詳細はこちら)。東京大学公共政策大学院では、北京大学国際関係学院、ソウル大学校国際大学院とコンソーシアムを形成し、3方向の交換留学&ダブル・ディグリー・プログラムを実施しています。
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Q2.公共政策大学院の修了要件には修士論文が含まれていませんが、北京大学国際関係学院とソウル大学校国際大学院ではどうですか?
A.ダブル・ディグリーの学生は、北京大学国際関係学院またはソウル大学校国際大学院のどちらか学位を取る方の大学院で修士論文を書き上げる必要があります。
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Q3.北京大学、ソウル大学で留学中に中国語・韓国語のクラスを取ることは可能でしょうか?
A.はい。CAMPUS Asiaプログラム参加者は英語・母語のほかに2か国語の勉強をすることが必須です。
北京大学にてダブル・ディグリー取得を目的とする場合、 中国語のクラスは修了要件として必須であり、単位が取得できます。 しかしながら、交換留学(Exchange)の場合、北京大学では中国語のクラスは必須ではありません。 聴講生としてクラスに参加することは可能で、単位の認定はありませんが、参加を強くお勧めします。北京大学では語学クラスの授業料を負担する必要はありません。
ソウル大学では国際大学院の正規科目以外のクラスとして韓国語のクラスが提供されており、CAMPUS Asiaの学生は授業料の一部免除を受けることが可能です(一旦支払った後に還付されます)。
2. 留学について
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Q1.留学の時期は選べますか?
A.北京大学では、北京大学の学籍がないと他の大学院で取った科目の単位認定が出来ない仕組みになっています。そのため、例えば2015年9月からの留学であっても、2014年9月からの北京大学での学籍を得るために2014年3月末までに北京大学にダブル・ディグリーの申請を行う必要があります(このスケジュールは変更される可能性がありますので、最新の情報については当サイトをこまめにチェックしてください)。
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Q2.留学に必要とされる英語力の目安は?
A.以下ようにTOEFLの基準スコア(申請時)を定めています。
● 北京大学 ダブル・ディグリーの場合 TOEFL iBT100点以上
交換留学の場合 TOEFL iBT90点以上
● ソウル大学校 ダブル・ディグリーの場合 TOEFL iBT88点前後
交換留学の場合 TOEFL iBT88点前後
この留学制度の目的は、英語力の強化ではなく、十分な英語力のある学生が、専門分野をより深く研究することです。上記の目安以下の場合でも応募は受け付けますが、留学の目的をきちんと理解し、留学前に十分な英語力が身につくよう努力してください。 -
Q3.CAMPUS Asiaプログラムに参加予定です。北京大学、あるいはソウル大学校どちらかだけに留学先を絞ることはできますか?
A.CAMPUS Asiaプログラムの学生は、3大学で学ぶことが基本ですので、どちらか一方だけを選ぶことはできません。修了までの間に3つのキャンパスで、現地でしか学べないことをたくさん学び、その場でしかできないさまざまな体験をしてください。
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Q4.CAMPUS Asiaプログラムに在籍していませんが、北京大学、あるいはソウル大学校に留学できますか?
A.春、秋に交換留学及びダブル・ディグリーの募集があります。選考に通れば、CAMPUS Asiaプログラムに在籍していなくても北京大学やソウル大学校に留学することが可能です。しかしながら、現段階では毎年募集すると取り決められていないため都度ご相談ください。
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Q5.北京大学・ソウル大学校からの留学予定です。日本語の授業は受けられますか?
A.公共政策大学院の留学生向けのレベル別日本語クラスが開講されており、CAMPUS Asiaプログラムの学生は日本語クラスの受講を推奨しています。大学が開講する日本語学習クラスも受講可能です。(受講料無料)
3. 申請について
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Q1.中国語・韓国語のスキルはどの程度必要でしょうか。
A.CAMPUS Asia プログラムの授業は、北京大学でもソウル大学校でも英語で行われることが前提ですから、中国語、韓国語の能力は問いません。ただし、現地での学びをより深く、豊かなものにするために、日常会話程度の語学力は身につけておくことが望ましいといえます。
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Q2.外国の国籍を持っていても、CAMPUS Asiaプログラムに参加できますか?
A.韓国籍の場合のみ参加は可能ですが、受けられる財政支援に制限があります。
※中国国籍の学生は、北京大学の方針により北京大学への留学は認められず、修了要件を満たすことができないため、コースの出願はできません。 -
Q3.海外の大学を卒業しました。その場合TOEFLなどの英語資格の提出は免除されますか?
A.英語圏の大学(イギリス、アイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)で学位を取得された場合のみ英語資格の証明書提出が免除されます。
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Q4.現在海外に住んでいます。CAMPUS Asiaプログラムへの申請は可能でしょうか?
A.可能です。ただし指定された面接日時に公共政策大学院(本郷キャンパス)に来ていただく必要があります。面接にかかる旅費は自己負担となります。
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Q5.英語圏の大学で学士を取っていてもTOEFLスコアを提出することで選考時に優位になりますか?
A.TOEFLスコアの提出により特に優遇されることはありませんが、選考時の参考資料として使用させていただくことになります。