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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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指田和美 (to SIPA)

5月は卒業式のシーズンです。キャンパス全体はコロンビア大学特有の水色のアカデミックガウンで身を包んだ学生と、その家族であふれかえります。各 school ごとの式と大学全体の式が別々に催されるため、卒業生は2回卒業式を経験するということになります。コロンビア大学全体の卒業式は全米から注目される一大イベントで、著名な学者をはじめとするゲストが招かれ、世界中から学生の親族がこの日のためにニューヨークに足を運びます。入場制限があり、各学生は2名までゲストを卒業式に招待することができます。

SIPA の卒業式はリバーサイド教会で行われました。かつてキング牧師が反戦説教を行ったことで知られています。コロンビア大学からはわずか2ブロックほど離れた、美しいステンドガラスと 2 万 2000 本ものパイプを持つパイプオルガンがあるバプティスト派の教会です。その2日後、コロンビア大学全体の卒業式が催されました。ぐずついた天気が続いていましたが、当日は良いお天気に恵まれ晴れ晴れしい雰囲気の中で式は催されました。普段は学生が寝そべったり談笑しながら行きかう屋外の芝生にはパイプチェアが敷き詰められます。「式」といっても、教授のスピーチや学生などの表彰のほかは、日本のように厳かな雰囲気はなくとてもカジュアルで、学生はそれぞれ school を象徴したアイテムを手に式を盛り上げます。各 school がアナウンスされると、ビジネススクールの学生は札束、ジャーナリズムスクールは新聞紙、歯科は歯ブラシ、そして SIPA は各国旗を振りかざします。それらに象徴される多様性は、まさに留学中に得たネットワークそのものです。人との出会いを通じて、問題意識、 目標、人生観、私生活などを共有し、世界が広がりました。それ自体が自分の可能性を広げてくれるものだったと思っています。

ノンディグリーの交換留学生であった私は友人とともに水色のアカデミックガウンを着て卒業式にでることはできませんでしたが、観客の一人として卒業式に臨めたことは、辛くも楽しかった学生生活を振り返り、達成感を共有するという忘れがたい思い出となりました。