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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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重光真起子 (to SIPA)

派遣留学を通して

私は2008年の夏より、コロンビア大学国際公共政策大学院(School of International and Public Affairs:SIPA)に派遣留学を致しました。諸先輩方は大学院1年次に1年間留学されたようですが、今回私の留学で特徴的であったことは、最終学年次に半年間という期間を選択させて頂いたことです。半年間では学習を進めるためには短すぎるのではないかと思われるかもしれませんが、1年にも決して劣らない密度の濃い学生生活を過ごすことができたと感じています。特に、1年次に東大において政策知識の基礎を習得したことが、SIPAでの授業をより深く理解することにつながりました。

SIPAには、コロンビア大学にあるどの大学院にも増して、欧州、南米、アフリカ、アジア等々の世界の様々な地域から多様なバックグラウンドを持った教授や学生が集まっています。そのため、どの分野の授業においても一国重視の課題解決法ではなく、国際社会全体における政策課題に対応し、問題解決できるようにするためのスキルを習得していくことが重視されていると実感しました。

SIPAは主に国際関係(MIA)と公共政策(MPA)の修士号プログラムで構成されており、その中でさらに様々な専攻コースに分かれています。専攻コースには、安全保障や国際金融、開発、人権、エネルギー等の専攻コースがあるとともに、特定地域の知識を深めることができる地域別専攻コースも設置されています。安全保障や国際金融、開発関連のコースは特に人気が高いようでした。

私はMIAプログラムに所属し、環境政策コースを選択しました。環境に関しては、コロンビア大学に様々な環境問題について研究している地球研究所(The Earth Institute)があるため、授業も毎回多岐にわたる環境専門家の知見に触れることができ、大変有意義に学習を進めることができました。

また、ニューヨークという地理を生かして、授業以外にも著名なスピーカーによるレクチャーやイベントが開催されることも楽しみのひとつでした。特に、アメリカ大統領選挙や世界金融不安が起こった最中の留学であったため、両候補者の大学での公開討論の様子を巨大スクリーンで観て学友と意見交換をしたことや、世界金融不安発生後の様々な視点からの経済学レクチャーを聴講する機会をもつことができました。

大統領選挙を間近に控え動向を確認する学生たち

大統領選挙を間近に控え動向を確認する学生たち

事務手続きや履修計画等の面では、SIPAのアドバイザーが親切に対応してくれました。ただし、半年間の留学の場合は、大学の寮には滞在できないようですので、寮以外に住む場所を自分で探す必要がありました。あえて言えばこの点が今後の留学制度の課題であると感じました。

派遣留学という貴重な学生生活を得られましたことに感謝し、今後の自己開発やさらなる取組みに生かして参りたいと思います。以上の私見が皆様の参考になれば幸いです。皆様のご活躍を祈念致します。